飛行機に異常が発生!!恐怖の体験
飛行機に乗るとき、客室乗務員が安全の案内をしますよね。
それだけでなく安全のしおりがあるのをご存知ですか?
旅客機の座席のポケットにあります。
私は、飛行機に幾度か乗ったことがありますがそんなに見たことはありません。
でも、万が一 があるので必ず確認をすることが大事です。
私は恐怖の体験をしたことがあります。
飛行機に異常が発生!
もうかなり昔になりますが。
友人と海外に旅行へ出かけました。
帰りの飛行機は ユナイテッド航空でした。
ユナイテッド航空便に乗るのは初めてでした。
わたしたちは、ちょうど非常扉の横で座っていました。
間もなく空港に着くので、友人たちと旅行の話で盛り上がりながらも、
外の景色を見ていました。
そとにはもう知っている景色が見えてきます。
そこで、もう本当に旅行がおわっちゃったなぁ。と浸りながらしばらくして、
もう一度外をみると、先ほど見た景色が…。
なにか様子がおかしい。
友人たちと同じ景色が見えること、ずっと旋回していることを話していると、
後ろから客室乗務員が前方へバタバタと走っていきます。
そして案内が
「ただいま機体に異常が…あっ…異常が発生しました。酸素マスクが上から…あ、あ、でもそれは使いません。…お荷物を座席の下に入れてください」
もう、客室乗務員がそれかよ!!って突っ込みたくなるほどの動揺ぶり。
これはただ事ではないと、多分乗っていた人たちみんな思ったに違いありません。
客室乗務員でも、きっとここまでのトラブルに対処をしたことがなかったから
あんなに動揺したんではないかと思います。
そして客室乗務員が私たちの横に立ちました。
何かと思うと、近くにいた男性を立たせて非常口の横に座っている私たちと交代させる
というのです。
よく見ると、他の非常扉も同じように客室乗務員がいます。
要は、万が一が起きたとき非常扉を開けなければならない。
それには力が必要になってくるため、私たちと男性と交代させるのだという。
万が一が起こるの!!??
機内は騒然、どこかで赤ちゃんは何かを察して泣きまくり、
友人たちは自分の荷物も持てないまま男性が座っていた席へ。
私はというと、非常扉から3つ目の席だったためそのままだった。
あたまはパニック。
もし、万が一非常扉を使うようなことがあれば、離れてしまった友人をつかんで連れ出すのは非常扉に近い私だ!
何度も友人の位置を確認。
そして英語で案内があった後、日本語で案内が
「皆様、座席のポケットにあるしおりを読んでください」
と、いうようなことを放送された。
そして
しおりをみると
頭を下げる方法が2つ載っている。
一つは前の座席に手をかけ頭を下げる方法
もう一つは胸の前で腕をクロスさせ、頭を下げる方法
二つを載せるってどういった意味があるの??
どっちがいいの??
少し混乱しているので訳の分からないことでこだわってしまった。
万が一のことがあるといけないので荷物はできるだけ座席の下からはみ出さないようにギュウギュウに足で押し込む。
あまりにも旋回が長い。
完全に燃料をなくすために旋回しているのがわかる。
そしてついに、
着陸態勢に入るため
全ての電源が切られた。
機内は真っ暗。ボタンの電気さえ全く一つも電機という電気はついていない
本当に異常な光景だった
そして機長が
「Head Down!! Head Down!! Head Down!!! 」
と連呼した。
私はパニック。なんて言ってるの!?
何が起こってるの!?
こんな簡単な英語でも、叫ぶように連呼しているので、パニックにならない方が不思議なくらい。
みんな一斉に頭を下げる。
あぁ、頭を下げるんだ。
でもどっちで??
私の周りにいた人たちは、前の座席に手をかけて頭を下げる方法をとっていたので、
私も同じようにした。
機体がものすごく揺れる
そして強い勢いで着陸した!
かなりつよい衝撃があった。
この間私は死を覚悟するのではなく、なぜか、絶対に生き残ってやる!!と強く思っていました。
そして……電気が点いた。
みんな一斉に拍手!!!
「車いすが必要な方は連絡ください」
と案内がされた。
一つ後ろの方に車いすが用意された。
私たちは楽しんできた旅行のおみやげも何もかもぐちゃぐちゃになって、
思い出話より生きていた喜びが大きくて、旅行の思い出が恐怖で上塗りされて
ほとんど消えてなくなった。
外へ出ると周りは赤灯がそこら一帯に 何十台ともいえる消防車と救急車
英語が堪能な友人に話を聞くとどうやらスポイラーという翼に付いた羽のようなものが
開かなかったようです。
これがないと空気抵抗がおきないため、オーバーランの可能性がでてきます。
過去、その空港では滑走路が短いため、オーバーランになって事故が起きたということを旅行会社の人に聞きました。
しかし、こんな怖いことが起きてもニュースにはなりませんでした。
事故が起こらないとニュースにはならないのですね。
旅行会社の人に話をしたところ、航空会社から全くそういった連絡がないと言っていました。
そして、年末が近く、かきいれ時だから隠してるのかも
とも話していました。
この後、飛行機と言うものが気軽に乗れるようなものではないと思うようになって
しまいました。
けれども、その後乗れなくなったかと言うと、乗れています。
わたしに限って……ということは絶対にないということ。
しおりを見たところで、助かるか…と言われればわかりません。
ただ、こういったときにどうしたらよいのかをしっかりと見ておかないと
パニックになります。
この時細かい指示などは全くありませんでした。
席の移動の時も、荷物を持っていくのかどうかも、
日本語の案内は、戸惑って、余計不安を煽った時と2回ほど。
自分がどうしなければならないのか、しっかりと気を持たないといけない時です。
そして、今になって思うのは座席表の場所に、その人が正しく乗っているかというと
そうではないということ。
荷物も置きっぱなしになっているので、その座席が、座席表と一致しているなんてことは全くないということです。
皆さんも自分の身を守れる安全なフライトを。