見た目じゃわからない疾患・障害 ヘルプマークを知っていますか?
見た目ではわからない疾患や障害があるため、健常者と同じようにされても困ってしまうことってありませんか?
何か起きてからでは遅いのです。
そして、困った時は誰かに助けてもらってね…ということをもし伝えるのであれば、
さらにその人にもヘルプマークがあることを教えてください。
なぜなら、その人が助けを求めた相手も見た目じゃわからない疾患や障害があるかもしれません。
ヘルプマークとは??
支援を必要としていることが見た目ではわからない人が援助をされやすくするためのマークです。
例えば電車の中やバスなど、車いすや 白状などを手にしていれば、支援が必要なんだとわかりやすいですが、そうではない疾患や・障害などのひともたくさんいます。
そういったときにこのヘルプマークがあれば、支援を必要としていることがわかります。
ヘルプマークの対象者は、義足や人工関節の使用、内部障害や難病、妊娠初期の方など、援助や配慮を必要としていることが外見からは分からない人です。
どこでもらえるの?
ヘルプマークは無料で配布しています。
もらうために何か特別な手続きは必要ありません。
もらえる場所は各市町村の障害福祉課窓口や保健所等にあります。
ただ、配布していない市町村もありますので確認してみてください。
【体験談】支援を必要としているわけではないけれど…
母は難病です。
でも見た目ではわかりません。
生活も何とか自分でこなしています。
なので支援されるほどではありません。
重いものは持てません。
難病のために飲んでいる薬の副作用の為に重度の骨粗鬆症になってしまったからです。
転んでしまえば、寝たきりになる可能性が高い のです。
ただ、誰もそんなことはわかりません。
常にコルセットをしていないと生活できないとか、コルセットといっても簡易的なものではなく体に合わせて作ったものです。
もちろん定期的に病院へ骨粗鬆症と難病の方でかかっています。
今は立っているのも座っているのも寝るのも体が痛くて何ともならない状態です。
そこでの出来事です。
母は、上記のように難病なので風邪をひいて病院へ行ったわけではありません。
ただ、病院の近くにある薬局に行くときのこと、パーキンソンであろう老人がほんの少しづつ進みながら薬局に連れて行ってほしいと手を伸ばして助けを求めたということだったのです。
母は困りましたが周りに誰もいなかったので
結局、その老人を薬局まで連れて行ったそうです。
わたしはその話を聞いて万が一その老人がつまづいた時、健常者であれば、さっと助けられたかもしれないけれど、そういったわけではない、また、老人が怪我をした時責任を問わされるかもしれないこと。
母につかまって転んだとき、母は寝たきりになること。
そういった可能性があるので断らなければならないということを話しました。
もし、この時にヘルプマークがあれば、簡単に伝えることが出来たかもしれません。
ただ、この老人もこのマークを知っていてほしいというのがわたしの思いです。
助けを必要とする人は、ヘルプマークがある人に助けを求めても助けることが出来ないということ、ヘルプマークを付けていない人に助けを求めるということを、
病院へ通っている身内がいれば、伝えてほしいです。
病院へ行っているということは、みんなどこかしら問題があるかもしれないということ。
見た目だけで判断できないということ。
是非ヘルプマークを知らない世代に広げてください。
若い世代(情報をすぐに手に入れられる世代)ではない世代にも認知してほしいです。