いつか雨は上がる

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進行性核上性麻痺 歩行時の補助器具はどうしたらいい?我が家の場合

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進行性核上性麻痺 歩行時の補助器具はどうしたらいい??

 父は進行性核上性麻痺という難病でした。

わたしが父の介護をするにあたって、問題だったのが歩行時の補助器具のこと。

 

 

突然に後方に走りだし転ぶ

 

進行性核上性麻痺は、その病気の症状の中に、突然後方へ走り出し(後ろ向きのまま)転ぶということがあります。

 

かなり危険です。

後頭部を打つこともあり、人を巻き込んだりすることがあるからです。

 

我が家の状況

 

当時は私が出産をしたばかりだということもあり、

家には入園前の3才児と乳児0才がいました。(自宅は他にありましたが、介護の為実家に住むことに)

 

夫は単身赴任中だったのと、母は難病をすで患っており、その病気の薬の副作用の為、重度の骨粗鬆症でした。

 

もし後方に走ってきた場合、3才児は走って逃げることが何とかできますが、乳児は逃げることが出来ません。

 

もちろん、寝ている時はベビーベッドやバウンサーにいますが、時にはベッドからおろして遊んだりもします。

 

父が母にぶつかったりなんかしたら、母も骨折して寝たきりになってしまうところです。

 

歩行時の補助器具として

 

杖や歩行器を考えましたが、後方へ走り出した時、杖や器具を振り回して

誰かに当たったり、ガラスを割ったりと危険になる可能性が高い為、諦めました。

 

歩行するのは本人だけでなく周りも危ない!!

 

そして考え出されたのが

 

部屋から出てくるときは、這ってくるということ。

 

これなら、本人にとっても周りにとっても被害がない。

突然走り出すことも、後方へ倒れることもないので、安全です。

 

そして、もうひとつはシルバーカー。

 

これのカゴになっている部分に、小分けにした砂袋をいくつかいれます。

これでかなり重くなります。

 

そうすると、後ろに倒れそうになった時シルバーカーが倒れることがあってもまわりにあたることはなく、ガラスなどで怪我をするということはなくなります。

 

父の為に、立ち上がりのタッチアップのレンタルやリフォームで手すりを付けました。

 

本人が手すりなどを希望したのですが、そこにあることを忘れてしまうのか、全く使おうとしませんでした。

 

ケアマネージャーさんも歩行時をどうしようかと色々と考えてくれましたが、やはり病気の症状が後方へ『突然』走り出す。

 ということ

 

『頭を打つ』可能性が高い

 

そういったことを踏まえてヘルメットの着用と歩行器をお勧めしてくれましたが、

歩行器は重いわけではないので、後方へ走り出した時に頼りになるようなものではなく

 

下手をすると周りに怪我をさせたり、物を壊して怪我をする可能性が高いので、なかなか歩行時の器具を選ぶのが大変でした。

 

ケアマネージャーさんがなかなか、家の中を這って歩いたらどうですか??なんて言えませんからね。

 

結局はできる限りの付添

 

這ってくれればいいのですが、夜、誰も見ていないと、立って歩いてトイレへいこうとします。

 

そして、ものすごい音をだして倒れてしまいます。

こちらがどんなに、考えても本人が安易な考えなので、こちらが参ってしまいます。

 

結局はできる限りの付添でしたが、赤ちゃんがいるのでなかなか上手くいきませんし、授乳で夜も寝られないので、自分の体が持ちません。

 

進行性核上性麻痺の父 家の被害

 

父は今までに椅子ごと倒れて壁に穴をあける 穴の箇所3つ、ガラスを3~4枚割りました。

本当に危険な病気です。

 

頭を打ったことにより衰弱

 

結局、頭をどのタイミングでぶつけたのかはわかりませんが(たくさんぶつけているので)脳内出血を起こして突然体が動かなくなりました。

 

手術をしたので問題なかったのですが、リハビリ入院からどんどん調子が悪くなり、色々なことが出来なくなっていきました。

 

これが進行性だからなのか、入院をして筋肉を動かす機会が減ったからなのか(リハビリなので動いているはずですが)はわかりません。

 

そこからは自力で歩行はできなくなりました。

足だけではなく、手も体も座位を保てなくなりました。

 

とりあえずは、こうなって頭をぶつけてしまう前に這うなどして、対策をとれるといいです。

 

ただ、父の場合は対策を考えたところで病気の為なのか、性格なのかどうかはわかりませんが、

 

約束を忘れて普通に歩いてしまって大変なことになるということがありました。

 

完全寝たきりになるちょっと前までが本当に、泣きたいほど大変でした。

母が、家に知らない人を入れたくない人だったので、ヘルパーさんを依頼できなくてつらかったです。

 

ただ、二男が入院したことにより、小さな子供は24時間付添いになるので、わたしがいなくなり、ヘルパーさんを依頼することになりました。

 

二男の入院が良いきっかけになりました。

介護は人に頼ることが大事です。

 

歩行時の補助器具はそれぞれの方法が色々あるとは思います。

 

良い対策が見つかるといいです。

何かの参考になればうれしいです。

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