ステロイド プレドニゾロンの副作用による重度骨粗鬆症
- ステロイド プレドニゾロンの副作用による重度骨粗鬆症
- 病気のことより副作用!?
- 区市町村で測る骨密度は
- 区市町村の骨密度計測を信じていた結果
- 副作用で骨粗鬆症になる前にできるだけの予防
- 骨粗鬆症に必要な栄養
病気のことより副作用!?
私の母は難病によりステロイドのプレドニゾロンを服用しなければいけません。
しかし整形外科からすると、病気のことよりも骨のことを考えないといけないところまで来ている。とのこと。
病気になってからは病気の診療科へかかるので副作用のことは2の次です。
その診療科でも骨のことを調べたりしませんでした。
母は、市などで測る骨密度検査では年相応だったのです。
区市町村で測る骨密度は
市などで測る骨密度はカカトでの測定になります。
あれでは正確に測ることはできないようです。
正確に測ることが出来ない骨密度計測など意味がないからやめてしまわないと危険です。
そうしないと、母のようにその計測結果で安心してしまう人が増えてしまいます。
区市町村の骨密度計測を信じていた結果
母は、市の計測結果を信じて大丈夫だと思っていましたが、ある日背中に走る激痛で診察した整形外科で、
すでに重度の骨粗鬆症になっていたということが後になってわかるのでした。
もう、この時には何をするにもしても手遅れなので、この状態で筋肉をつけることもできません。
脊椎圧迫骨折により背骨がつぶれてまともな背骨は数えるほどしかありません。
背骨がつぶれたことによって身長が10㎝は小さくなり、猫背のような丸い背中になってしまいました。(四角い背骨の内側がつぶれて三角のような骨になるため)
バルーン椎体形成術もしています。
2年間しか打つことが出来ない、実費のフォルテオもなんの効果もなく期間が終わってしまいました。
(母には効かなかっただけで、もしかすると効果があるのかもしれないので何とも言えません。ただ薬は飲み続けているので効果が出にくいと思います)
今はビスフォスフォネートの注射をしています。
これも副作用があるので、歯の治療などは大変注意しないといけないようです。
これは整形外科の先生は歯の治療の方はそこまで気にしなくても大丈夫と、
言うそうですが、
歯科だと結構たいへんなことになってしまうのを見ているようで、その辺の見解が双方違うということです。
内科の先生は整形外科の先生はどうなったかを知らないだけと、いっていましたので歯の治療にかかっているなら歯科医と相談してからの方がよさそうです。
ちなみに効果はありませんでした。
でも、注射を打っていないともっと悪くなっているのかもしれないので、注射を打って現状維持。という感じです。
副作用で骨粗鬆症になる前にできるだけの予防
骨は、カルシウムとビタミンDと振動も必要なのだと教えてくもらいました。
歩くこと、太陽にあびること(UVすると意味がなくなるそうです)カルシウムを取ること。
でも、今頑張っても今から作られるわけではないそうで、やはり子供のころから骨を作ることが大事なんだとお医者さんは話していました。
骨粗鬆症に必要な栄養
■カルシウム
◎乳製品(牛乳、チーズなど)
◎小魚(桜えび、しらす、にぼし)
◎大豆製品(厚揚げ 納豆 豆腐)
◎野菜(切り干し大根、小松菜、かぶ・大根の葉)
■ビタミンB
◎魚類(鮭、いわし、さんま)
◎きのこ類(しいたけなど)
※油と一緒に撮ることで吸収されやすくなります。
■ビタミンK
◎納豆
◎葉野菜(大葉、ブロッコリー、ほうれん草)
◎カブや大根の葉
とりあえず、薬のおかげで生きることができるわけですが、薬のせいでできないこともたくさん増えました。
こうなる前に、骨を作ることと、筋肉を鍛えることが大事です。
筋肉は入院すると本当にすぐに落ちてしまいます。
日々体を鍛えることがどれだけ大事なのかということもわかりました。
これから、もしくは今、まだ骨に影響がなくプレドニゾロンを服用している方は体を鍛えるといいと思います。
母は体の型を取ったコルセットをつけていないと生活が出来ません。
長時間座ることもできません。
孫も抱くことが出来ません。
そうしないと何かの拍子に骨が折れてしまいます。
くしゃみも大変そうです。
寝たきりになったらそれは大変です。
できるだけ予防をするために、骨の状態をちゃんとした設備があるところで検査することがなにより大事です。
お医者さんが副作用についてもう少し突っ込んで話をしてくれたなら、こうなる前に手を打っていたのに、もうすでに何もできない状態です。
この記事を書いたのは、そうなる前に皆さんに気を付けておいて欲しいと思って書きました。
骨粗鬆症がひどくなった時の状態の記事はこちら