子供の咳ばらいがずっと続いている
4月
色々環境が変わり、新生活が始まった子供たちです。
4月なのでもちろん嫌な花粉が飛びまわる時期でもあります。
秋の11月からもイネ科の花粉がとびますよね。
そんなとき、こどもの咳じゃなく咳払いがずっと続いていて、なんだか違和感がある場合は要注意です!!
- 子供の咳ばらいがずっと続いている
- 咳払いが長すぎる のどが痛いわけではない
- チック症とは
- 音声チック
- 運動チック
- チックになる原因
- チック症の治療
- わたしのこどもの体験談
- チックを知らなくて酷くしてしまった
- チックがわかった時どうしたの?
- 誰かに相談することも大事
咳払いが長すぎる のどが痛いわけではない
子供が花粉症で、咳払いをしている場合もあります。
それでも、なんだか違和感を持つほどの咳払いの時があります。
のどが痛いわけでも、のどに違和感があり何か支(つか)えているわけでもない。
風邪をひいているわけでもない。
もしかするとチック症かもしれません。
チック症とは
3才~4才にはじまり小学生の頃多く発症します。
これは、大人になるにつれて自然治癒する傾向にあります。
音声チックと運動チックがあります
音声チック
咳払い・鼻鳴らし・唸(うな)りが【単純チック】として挙げられます。
同語反復(言葉の繰り返し)・同響言語(最後に聞いた音や言葉の反復)
苦言(わいせつな言葉、中傷文句)が【複雑チック】として挙げられます。
運動チック
まばたき・肩すくめ・四肢の伸展【単純チック】として挙げられます。
汚行(性的、卑猥な身振り)・同響動作(誰かほかの人の運動の真似)が【複雑チック】として挙げられます。
音声チックの場合は、咳払いが多く見られます
【単純チック】
瞬間的に発生し、無意味で突然起こるもの
【複雑チック】
単純チックに比べて少し動きが遅く意味があったり、周りの環境に反応して起こっているように見えるもの
チックになる原因
・身体的要因
遺伝・生理学的要因はチック症の出現率と重症度に充分関わってます。
低体重出産や、妊娠中の母親の喫煙
・環境要因
不安や興奮、疲労によりチック症は悪化する傾向にあります。
ストレスがかかりやすい環境はチック症が発症しやすい。
チック症の治療
かかりつけの小児科・心療内科にかかると良いです。
症状が軽い場合は、環境を整えてストレスがないようにしてあげましょう。
薬物療法が有効です。しかし小さなお子様の場合は特に注意が必要です。
また、チック症の動作を指摘すると悪化するので、見守っていくことが大事です。
わたしのこどもの体験談
わたしの子供の場合、小学校入学に伴い引っ越しして環境の変化があったことと、友達が周りにいない状況で、特定の子にいじめにあっています。
チックを知らなくて酷くしてしまった
入学して6月頃に咳払いから始まり、目をぎょろぎょろと動かしていたので「やめなさい」と言っていました。
それが、まさかチック症だと思っていなかったからです。
チック症と言う言葉すら知らなかった。
ある日から首を動かすようになり、これは!!と思ったときにはひどくなってしまいました。
まず「やめなさい」とは言わなくしました。
そして、学校でのことや、帰り道でのことをしっかり聞くようにしました。
子どもの様子を見ていても悲しくなってしまい、注意してしまった自分をものすごく責めました。
精神的につらく、ついに私にもストレスで蕁麻疹が出るようになってしまいました。
誰かに合って、なんでもない話をしているだけで泣いてしまいそうになるので、家に引きこもっていました。
チックがわかった時どうしたの?
わたしがまずやったことは、心療内科へ予約
担任へ相談と、からかいがないようにお願いをし、心療内科の予約時には早退することを話しました
心療内科では子供なので、漢方を処方してもらいました。
割とすぐに首ふりは治まりました。
ゆっくりと症状は治まって普通に戻ります。だいたい4ヶ月くらい。
誰かに相談することも大事
親のわたしも精神的に参っていました。
生まれて初めて、蕁麻疹が出ました。
悩みすぎて、精神的きつく外に出られなくなってしまいました。
誰かに会うと泣いてしまいそうだったからです。
それでも子供と同級生の信頼できる近所のママに「実は…」と話したところ
「うちの長男もそうだったよ!」と、意外なところで情報をもらえることになり、わたしの不安もかなり取り除かれ、話してよかったと思いました。
ご近所のお兄ちゃんは4年生の頃には全くチック症状がなくなっているということでした。
その話を聞いて、長いな…と思いましたが(彼は病院にかからなかったそうです)そのお兄ちゃんの姿を見ると、安心します。
うちの子が発症してから約1年になります。
実は今、一週間前くらいからおさまっていたチックがまた始まりました。
いじめの方は学校も知っているのとご近所さんが、一緒になってみてくれているので、心強いですが、子どもは不安を持っています。
いじめは春休み、夏休み、冬休みがあけると思いだしたかのように始まります。
その都度、その子には怒っているのですが、わからないようです。
もちろん親にも話をしていますがわかっていません。
そのことについてはこちらの記事で
今は表立ったいじめはないのですが、季節的に新学期が始まって、クラスの環境も変わっているので、最近疲れが出てきているのかと、しっかりみるようにしています。
この情報をみているということは、こどものチックの動きに驚き心配をし、不安になっていると思います。
悩みをため込まずに周りに配慮をお願いすることから始めた方がいいかもしれません。
学校の先生ですと、色々な子どもを見ているので、今までチックの子がいたときの状況や情報をもらえるかもしれません。
人に話すと少しは心が軽くなると思います。
もちろん、人を選んで相談しないと心無いことを言う人もいるかもしれませんので、
そのあたりは気を付けるようにしてください。
どうか皆様の周りにも悩みを共有できる方が居ますように。
独りで悩まないでください。
この情報が役に立てることを祈って。
いつか雨はあがります。
その後の記事はこちらになります
こどものチック 発症して約1年半の様子 - いつか雨は上がる
【体験談】子どものチック症状 治るまでの経過観察 症状が出てから3年後 - いつか雨は上がる